「今日幼稚園どうだった?」、「今日幼稚園でなにしたの?」

日頃どんな風にお子さんに話しかけていますか?

あまり意識をしない部分かもしれませんね。

会話がまだ苦手なお子さんにとっては、この問いかけ方がキーポイントになりま

す。

問いかけは具体的に

1~3の問いかけ、どれがお子さんにとって簡単に答えられるものでしょうか?

①「幼稚園どうだった?」

② 「幼稚園でなにしたの?」

③「砂場でなに作ったの?」

答えは③です。より具体的なので、どの場面について、何を答えればよいのかが

分かりやすいですね。

「どうだった?」

漠然とした問いかけなので、お子さんにしてみると何のことを

聞かれているのか分かりません。

「なにしたの?」

お仕度、歌を歌う、絵本を見る、ブロックで遊ぶ、砂場で遊ぶ・・・

幼稚園ではたくさんの出来事があります。

なんの事について話せばよいのか、よく分からず「わかんない」となってしまう

お子さんが多いです。

「分かんないじゃないでしょ。お友達と遊んだでしょ!?

とついつい言ってしまいがちです。

こういったマイナスの経験が続くと、何か質問されることを嫌うようになってし

まいます。

「砂場でなにを作ったの?」

連絡帳をみて、何をしたのか事前に調べて、話題を具体的に示してあげます。

するとお子さんも何を聞かれているのかが分かりやすくなります。

「おやま あな」

「砂場でお山作ったんだ お山に穴をあけてトンネルにしたんだ!」

「おみず」

「お山にお水かけたんだねー」

「〇〇くん」

「〇〇くんと一緒に作ったんだ」・・・・

問いかけ方を少し工夫するだけで、会話のキャッチボールが成り立つようになり

ます。

このような会話における成功経験を積むことで、お子さんの話そうとする気持ち

を育てることができます。